んで、ストーリーは?

…というと、これがどうも。。
旅をする、という割には、初めの方に少し歩き回るだけで、それがメインとは言えないし。

ストーリーの緩急に欠け、飽きそうな場面も。

特に後半は、話に着いていけなくなりそう。…いや、実際、ついていけてなかったかも。。。


息抜きの場面はありましたが、いかにもそのために作った、と言う感じで、かなり浮いていました。
そういう場面を入れよう、入れよう、と考えて、わざわざ入れたのではないかと勘ぐりたくなるくらい、不自然で浮いています。
わざとくさい。

これは、この作品全体に言えて、声優の未熟さというか、技術の無さが(いつも以上に)目立ちました。
…安心して聞いていられない。盛り上がる場面で白けてしまう。
やはり、作られた声であるとしても、きちんとした声優さんには、演技力でかなわないのではないか?

…話がそれてしまった。
説明するところは、言葉で説明しすぎていて、説明のない部分は全く無いような風で、謎が残っても色々憶測すら出来ない感じ。
分からないことについては、情報が少なすぎる(要するに、唐突。意図が汲めない)。
見終わってから、アレは何だったんだろうね、多分こういう事かな?いや、こう考えた方がつじつまが合うのでは?…とかいう感じで余韻にも浸れない。
何?あれはどういう事?わからん。と言う感じに。…そうじゃない方もおられるとは思いますが、私はそうでした。。。

...う〜ん、私の理解力が足りな過ぎるのか??

旅とか言う割には同じ所を行ったり来たりするだけで、最後のシーンも唐突すぎる展開の連続で訳が分からず。
無駄に腕が飛んだり(「もののけ姫」のように必然性が感じられない)、タタリ神的黒いドロドロ表現があったり(宮崎駿の専売特許かと思ってた(笑))、
…あぁぁぁ、こんなにけなすような感想を書くつもりじゃなかったのに。。。

ただ、これだけは言えました。終わったとき、2時間もある映画とは思えなかった…。
(早々に飽きた方は、終わるまで待つのにが、逆に長く感じたことでしょう)