「「2012 DA14」」という隕石小惑星が接近するらしい

2012 DA14


最近、ニュースなんかでも聞いていたが、、、。最接近は今晩とのことです。

2012 DA14は発見されたばかりの小惑星

2月16日に地球に最接近する小惑星「2012 DA14」は、2012年の2月23日に発見された小惑星です。スペインのラサグラ天文台で発見されました。大きさは現時点での推定で直径45mほど。大体、サッカーコートの半分くらいの大きさです。

地球の赤道上空2万7,700kmの地点まで接近すると予測されています。2万7,700kmというのは、地球の周囲を周回している静止衛星よりも内側。地球に非常に近い地点を通過することになります。ちなみに、日本が打ち上げた気象観測用の静止衛星「ひまわり」は高度3万6,000kmの位置なので、それよりも約1万kmも内側を通過するのです。

このため、8,000基以上あるとされる人工衛星に衝突する可能性があります。また衝突しなくても何らかの影響が出ると予測されています。

http://news.mynavi.jp/c_career/level1/yoko/2013/02/2012da14.html


名前の通り、この隕石小惑星が発見されたのは2012年とのことだ。
う〜む、このクラスで、しかも地球をかすめるような軌道にありながら、発見はたったの1年前ってことなのか。
もちろん、直径45メートルなんて宇宙の中じゃ塵以下のものだろうけど、ぶち当たったら、それなりに被害も出るし、おっかないわけで。



NASAのページ見てみました。ちょっと換算。

大気圏突入時の速さ  Velocity_{impact} 12.72 km/s = 45792 km/h 秒速を時速に換算してみた
地球の重力圏による加速を無視した場合の大気圏突入時の相対速さ  Velocity_{infinity} 6.14 km/s = 22104 km/h 上と結構違うんですね…
絶対等級(Absolute Magnitude) H 24.1 24.1等星ってことか
直径 Diameter 0.051km = 510m あれ?上記記事より大きいぞ
質量 Mass 1.8e+08 kg = 180000000 kg = 180000 t 素材は岩らしいが・・・
衝突時の運動エネルギー Energy(※TNT換算) 3.5e+00 MT = 3.5 メガトン 3.5 メガトンのTNT火薬と同等のエネルギー…と言われてもピンとこないが。ちなみに広島原爆の爆発エネルギーは、TNT換算で15キロトン=0.015メガトンだとか。とすると、これは233発分!!・・・でも、ツァーリ・ボンバとかいうソビエトの人類史上最大の水素爆弾は、TNT換算で50メガトンとかいうので、それに比べたら小さいと言えば小さい。。。

http://neo.jpl.nasa.gov/risk/2012da14.html

衝突可能性の解釈は、以下のとおりのようです。

Impact Probability: 2.1e-07


0.000021000% chance of Earth impact

or

1 in 4,762,000 chance

or

99.99997900% chance the asteroid will miss the Earth

これをみると、まあ衝突は無さそうです。



このページ、すごくかっこいい!各天体の軌道を4次元的(空間+時間ね)に見れる。面白すぎ。
http://ssd.jpl.nasa.gov/sbdb.cgi?sstr=2012+DA14;orb=1

Earth Distance: 0.0011AU !!

JAVAを有効にしないと見れません。

おお。しかも、これ開発した人は日本人っぽいぞ。

Orbit Viewer applet originally written and kindly provided by Osamu Ajiki (AstroArts), and further modified by Ron Baalke (JPL).

上記の(最初の記事引用を除く)NASAの情報は、

Analysis based on
305 observations spanning 356.52 days
(2012-Feb-23.03431 to 2013-Feb-13.55751)

とのことでした。たぶん現時点で最新の情報です。
(なので、直径とかの情報も最初の記事と違うのかも)・・・とか思ったのだけど、下記に別の記事があります。



・・・さて。
先に書いたように、こういう話を聞くと、本当はぶつかるんじゃないかとか、
本当にぶつかるとやばいようなのが来ても、発見はギリギリにならないとわからないじゃないか、
とか色々心配になるわけで。
というか、こればっかりは、諦めるしか無いかなと思うのだけれども。



まさに、思い出す作品があります。

藤子・F・不二雄「箱舟はいっぱい」



箱舟はいっぱい (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)




異色短編集 (2) (小学館叢書)

これこれ。「ある日・・・」なんかは人為的なものだけど、「箱舟はいっぱい」は天災+政治的な黒さが際立ってる作品です。


あれ。別の発表(2013/2/14とあるけど、時差を考えると今日かな?)では、直径45mと言っている。
http://www.nasa.gov/mission_pages/asteroids/news/asteroid20130214.html

最接近は「11:25 a.m. PST on Feb.15」と言っているので、日本時間で16日4:25ってことか。

日本では、南西の空に現れると予想されているらしい。
双眼鏡でも見えるらしいが、動きが早いらしいので、素人には難しそう。

でも、見てみたいかも。。。

とにかく、人工衛星を含めて、被害がないことを祈ってます。


・・・とか思ってたら、別の隕石だけど、ロシアで隕石が落下・爆発して窓ガラスが割れる等の被害が出て、けが人も出たとかいうニュースが!
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130215/t10015553651000.html

(本当は、こっちの方のニュースを見たため、なんというタイミングだ!と思ってブログ書こうと思ったのでした)



・・・ていうか、実は来週月曜日に、これまでの集大成の発表を控えて準備中なのでした。。。こんなことしてる場合ではないのだが。。。