光学ドライブもFDDも無いnotePCに、Windows2000を入れる

OSインストール時に、光学ドライブも使えず(※OSインストール後にはUSB接続で使えるが)、FDDも無いとしたら…。
結構面倒くさいことになる。

いろいろと試行錯誤して、ものすごく時間はかかったけれど、以下の手順で何とか出来た。
(出来そう…げんざいセットアップ中...)

  1. デスクトップPCに「2.5inch→3.5inch IDE変換コネクタ」→「USBtoIDEアダプタ」で接続
  2. FAT32でフォーマット。6GB中、500MB程度を第2パーティションになるように(残りは第1パーティション)分けておく。
  3. 第1パーティションへ、Windows98SEの起動FDのファイルを全てコピー
  4. 第2パーティションへ、Windows2000の「i386」フォルダをコピー
  5. ここで問題なのが、第1パーティションへどうやってシステム(IPLといったものか、MBRといったものか…)を転送するか。通常なら、Win98の起動FDで起動して、Win98のCDから抽出した「SYS.com」などで「SYS a: x:」などとすれば良いのだが、USB接続のため、DOSからは認識されないはず。(これが出来たなら、あとは「FDISK」コマンドなどで第1パーティションを「アクティブ」にして、HDDを目的のnotePCに入れれば、後はすぐなのだが…)
  6. 仕方がないので、とりあえずWin98のCDから「Smartdrv.exe」と「sys.com」を抽出して、第1パーティションにコピー。
  7. もう1台の恐ろしく古いnotePC(pentium90MHzのマシンです(^^;ちなみに、これにはFDDは付いている。でも光学ドライブは無し)にHDDを移し、Win98のFDで起動。
  8. DOS上から、「c:」などとしてHDDに移り、「sys a: c:」などとしてシステムを転送。
  9. 「FDISK」でc:を"アクティブ"にしておくのも忘れずに。
  10. ここまで出来たら、目的のnotePCにHDDを移す。
  11. DOSで起動するはず。起動後、「C:」などとして「Smartdrv.exe」のあるところへ移動し、「Smartdrv」を実行*1
  12. 「D:」などとして、Win2kのCDをコピーしたドライブへ移る。
  13. 「cd i386」などとして、コピーしたフォルダD:\i386へ移る。
  14. あとは、「winnt」とすればセットアップ開始。

めちゃくちゃめんどい。
これは、こういう環境の人に、もしかしたら役に立つかも。

  • 光学ドライブから起動できない、FDDの付いていないnotePCにOSを入れたい
  • デスクトップPCがある
  • FDDだけは付いているnotePCがある。(いくら古くても、DOS/V(というかPC/AT互換機)であれば問題ない)
  • win98(または95でも大丈夫だと思う)を持っている


とにかく、notePCの起動可能デバイスが「HDDだけ」というのが非常にやっかい。
…でも、この手順でうまくいったみたいです!

*1:ディスクキャッシュが有効になる。これを忘れると、この後の作業が10倍くらい?時間がかかってしまう