歯医者

よ〜〜うやく、歯医者に行ってきました。
この前N澤君や保健室の先生に教えてもらった、ここから2番目に近い歯医者。

電話も無しに、いきなり行ったにもかかわらず、30分くらいで診てくれるというので、そうしてもらう。
いや〜、歯医者なんて数年ぶり。
しかも前回行ったのは(5年くらい前かな?)、ハイチュウ喰ってて詰め物が外れただけ(A--;

削られたりレントゲン撮られたりするってのは、10年くらい無かったはず。
本当に久しぶりです。


まずはレントゲン撮られる。(医者の指示:「パノラマ」)
冷たい飲み物がしみたり、硬いものを噛むと痛かったり、寝てるときに若干痛みを感じたり…となっていた左上の2-3番(主に3番)=犬歯は「大きな虫歯が出来ていますねぇ」。

なお、案の定右上の3番あたりにも虫歯があり、他にもそれほど自覚症状のない臼歯の方にも小さい虫歯があり、合計6〜8箇所?も発見された... orz


とりあえず、一番酷い左上の歯から始めることに。
…なんと、神経に達しており、神経を取られるらしいです(ひゃぁ!)。

…。局部麻酔されました。多分、初めての体験。
「はい、噛んで〜」
と言われて、歯茎に何か押し当てられている感覚。それ自体は痛くもない。

「はい、口ゆすいでください」
起きあがると、舌に変な液体が。瞬間、舌がしびれる感覚。いそいで口をゆすぎました。

左の上唇が、どんどん変な感じになってくる。
まさに、痺れている感じ。すこしはれぼったいような感じと、熱を持っている感じもする。

しばらく待つ。多分、薬が効くのを待つんだろう。
そして、「痛かったら手を挙げて教えてください」
と言って顔にタオルをかけられると、切削が始まる。

ちょっと痛かったので手を挙げたら、
「はい〜」
と言って、また麻酔を打たれる感覚が。

再び、口をゆすいでしばし待つ。
ますます麻酔の辺りが変な感じになってくる。

そしてまた、同様に切削が。
「少しでも痛かったら言えばいいの?」と聞くと、少しでも痛みを感じたら教えてとのこと。
麻酔がちゃんと効いていなかったら、大変なことになるから(そりゃ、神経を取るんだもんな…)だそうだ。

で、結局最初のを含めて4回程麻酔を打たれる。
そして「出来るだけ白いところ残して削りますからね〜」
と、削られる感覚。本っっ当に痛い感覚はまるでない。スゴイなぁ、麻酔って。

そして、細い針金状のヤスリみたいなのを、数種類順番に、ゴリゴリと今削った穴に出し入れしている。穴を広げているのかな?指で回転させながら、歯に差し込まれてては出されていく。

で、最後に電極みたいなのを差し込んでいる。
後で確認したら、電流計みたいなアナログのメータが付いている機械があって、それを使っていたらしい。これが何なのかは不明。…聞けば良かった。
(神経に関する何かを調べていたのかと思うけど)

次に口をゆすいだら、血が混じっていた。
で、最後に何か詰められて、続きは次回、とのこと。

どうも今どうなっているのかがよく分からなくて、看護士さんに聞くと、丁寧に教えてくれた。とりあえず、分かったことは、

  • 麻酔はこの後2時間くらいは残る
  • 腫れているような変な感じはするけど、別にどうもなってるわけではない
  • 麻酔が切れたら痛くなる、ってことはない。なぜなら
  • 既に神経も取り去ってしまっているから。
  • 仮の詰め物をしてあるので、食べるのは大丈夫。
  • 次回は2週間後に。殺菌したり、詰めたりするらしい。


で、そのままお金をおろして買い物。
処置が終わったのは18:30頃だったけど、麻酔の効き目が切れてきたかな、と感じたのは20:30頃でした。おぉ、ぴったりだ。
でも、それは少し薄らいだかな、というだけで、4時間後でも依然として結構おかしかった(特に患部付近)し、大体感覚がもどったといえるのは5時間後くらい。
今はもう5時間半くらい経ったけど、若干違和感はある。


麻酔が効いている間、気持ち悪いけど、そう滅多に出来る体験ではないからある意味面白い。
まず、つねっても当然のように痛くはない。ってか、触っている感覚すら無に等しい。
軽く唇を噛んでみる。…あぁ、これなら唇を噛みちぎる事だって出来るな、まじで。

鏡に映った顔を見てみる。表情を変えると、普通に麻酔の効いている部分も動いているのが分かる。でも、感覚としてフィードバックが無いのでなんとも変な感じ。
麻酔の効いている部分と、効いていない部分に、かなりはっきりとした境界があるのも面白い。
表情を変えると、その境界部分の皮膚だけが、異様にひっぱらている感じがする。

困るのは、感覚が全然無いので、ヨダレが垂れそうなこと。唇にまできた時に、全く感じ取れないので、結構気になった。

それ以上に困ったのが、鼻水。
左の鼻の穴の下の部分から、感覚がない。(鼻の穴の上の部分は感覚がある)
なんだか人形の鼻をかんでいるような感じで、液体の感触が全然無い。
鼻が垂れていても気が付かないぞ、とかなり気になった。元来はな垂れなもので…。
それに、感覚がないとこんなにも鼻がかみにくいのかと、しみじみ思った。

さて、これを書いているうちに、いよいよ麻酔が完全に切れてきたようで、麻酔自体を打った部分が少し痛くなってきた。


今回の件で、フィードバック制御っていうのが、いかに重要かが分かりました。
改めて、人間の神経というセンサシステムは、ものすごいものだと思いました。やっぱ、無くなって初めてそのありがたみが分かるものなんだなぁ(A^^;
ドラえもんの「ありがたみわかり機」みたいだ(笑))

本当、何気なく過ごしているだけで、常にこれだけの情報を受け取り、処理しているんだと思うと、大したものだと思います。