「カクレカラクリ」読了

2/13に読み始めた森博嗣の「カクレカラクリ」を読み終わった。
…面白かった。久しぶりに、“先がとても気になる、わくわくする感じの小説”を読んだ気がする。
あまり先が読めなくて、最後のほうには期待を裏切らない形で一気に解決、どんでん返し的な要素もありで、満足でした。

で、読み終わった後、出典のところで、本文では明らかにされていなかった二つの謎が同時に解けた。

以下、ネタバレだが、本の帯にも書いてあることなので、別に読む前の人が見ても問題ないかと。(帯に書いてあったのは後で知った)
・・・っていうか、このことを知らずに読んだ人って、ひょっとすると全体の半分もいないかもしれない...orz

Wikipediaにもあるように、

2006年、コカ・コーラが創立120周年を迎えた記念として書き下ろされた

ということです、はい。

そうか、カクレカラクリが設置された頃に、コカ・コーラが出来たんだ〜、そう考えるとずいぶん歴史あるなあ。
と、素直に思えました。
だってやたらと120年という歳月がいかに長いものであるかを強調してるんだもんな。
でも、確かにそうだなあと頷かざるを得ない説得力がある文章でした…。


今適当に検索してたら、ドラマ化なんかされてたのか。
もしかすると、ドラマ→原作の人が多いのかもなあ…と思いつつも、人の感想見て判断するのもアレだけど、ドラマは結構微妙だったようで。

スポンサーが相当絡んでるので、NHKでは無理なんだとは思うけれど、ラジオドラマ化にはものすごくいい作品だと思います。
同じ作者でNHKの「青春アドベンチャー」でドラマ化されている「女王の百年密室」よりも、よっぽどラジオドラマ向きだと個人的には思います。。。