今日のラジオドラマ

  1. リプレイ(Replay)
  2. 星の感触

(上記データはNHKの公式ページおよび「青春アドベンチャー倉庫」 http://reverie.sakura.ne.jp/adventure/index.html さんより)

いずれも、結構前に放送されたもの。言語的な思考を必要としない、単調な作業をしながら聞き流した。

リプレイ (新潮文庫)

リプレイ (新潮文庫)

「リプレイ」は、記憶を保ったまま、何度も人生を繰り返すという話。
そんなことが出来たら、あんな事やこんな事もできるのに、という願望を少し満たしてくれる気がする。
ドラえもんにも、「人生やりなおし機」とか「タマシイムマシン」とかあった気がする。それに近い。
でも、もし自分がそんな体験を出来たとしても、この話の主人公みたいに競馬でもうけたりとか、投資でもうけたりとか、無理だろうな…。覚えてないし。
それと、同じ時点から、何度もやり直すことになるストーリーだけど、やり直し始めはいつも「最初の」人生の途中から、となっている。それと、他のリプレイヤーの記憶に、前回の人生(リプレイ)で行った事が残っていたりするので、ちょっと変な気が。
繰り返した人生は、平行世界として残るわけではなく、無かった事になっている。リプレイヤーによって、戻る時点や、リプレイの開始時点が異なるのに、、、、。
とても面白い話にはなっているが、この辺の設定をうまく使えば、もっと込み入ったストーリーが作れそうで、ちょっともったいない。もしかしたら、脚本の段階でこうなってしまったのかもしれないが・・・。(←なら原作読め)

星の感触 (講談社文庫)

星の感触 (講談社文庫)

「星の感触」は、リアルな巨人が出てくる話だが、ついこの前までゴヤ作とされてきた、「巨人」の絵画が印象的に使われている。
実は弟子の作とされたんだよね。。。とか思いつつ、でも、それはどうでもよいことですね。
実際、絵画に疎い私でも、ゴヤの巨人、と聞いただけできちんと頭に浮かんできたわけですから、誰の作であっても、問題ない。
ちょっと不思議な雰囲気のラジオドラマになっていて、ずっと前に最初にリアルタイムで聞いたときは、ずいぶん暗い話だな、と思っていました。夜に寝るときに聞いていたから、ちょっと怖いくらい。
聞き終えた後も、なんとなく捉え所の無いイメージが頭に残る。でも、結構はっきりしたイメージなのが不思議。
これ、映像化したらよほどうまくやらない限り、ちゃちになるか、ギャグになるか、きっとろくな作品にならないと思う。でも、音だけのラジオドラマでは、はっきりと違和感無くイメージがわく。
とてもラジオドラマ向きの作品なのではないかなあ。。。原作読んでないけど。。