天声人語 2008.07.27

ホテルの部屋の取っ手に新聞が掛けてあった。
朝日新聞天声人語を読んでみたら。

“広がったちくわの穴から、くらしの非常事態が見えてくる”

ここの1の書き込みで読めるみたい。
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1217127681/

なんかもう、何言いたいのか分からなかった。
一番、はぁ?と思ったのは、以下の部分。

とはいえ、ちくわ1本の重さを確かめて買う人は少ないから、体のよい値上げともい
える。こうして、妙な企業努力が、食品や日用品に広まっているらしい。バターをマー
ガリンに、小麦粉を米粉に代えた、これまた哀感あふれる新商品も登場している。

・・・重さ確かめるし。
同じ値段で本数同じだったら、重さなんて普通に調べますが。

ちょっと話は違うけど、近くのマック●バリュでスライスチーズ一袋 178円 なのだが、
少し前に、お値段そのままで、いきなり内容量が変わった。
前:180g。→今:144g
144gって、なんて中途半端な。。。と思うけど、今まで10枚で180gだったのが、2枚減って8枚になったから、
一枚あたりの重さは変わらずに144gになったってことみたいだ。

実質25%値上げ。個人的には、内容量を減らすなら、枚数同じで一枚あたりの重さを減らして欲しい。。。


それに、値上げは正直仕方がないと思ったり。
ガソリンの値段だけでも、輸送費は上がってるはずですから。

むしろ、輸送コストが跳ね上がって、地産地消が後押しされたら、それはそれで良いかも、と思ったりする。
(化石燃料使って、わざわざ外国から輸送した野菜の方が、国内産より安いなんて状況は、本来おかしいと思う。)


それに、バターをマーガリンにしたり、小麦粉を米粉に、っていうのは、「妙な」企業努力じゃなくて
ものすごく順当な企業努力じゃないかと。


この辺の、まじめな企業努力を「妙な」と言ってみたり、重さを確かめる人は普通いないだろ、みたいな書き方したり、
どうも目線が消費者の実体験ではなく、“こう思ってるんじゃないか”的な勝手な想像の産物のような印象を受ける。
・・・要は、なんとなく不快だった。




しかも、ちくわの穴は実際は広げていないみたいだ。
(穴だけを大きくしたら、円周が大きくなって重くなるという話も…。)
元の記事はおそらくこれ

http://www.asahi.com/national/update/0720/TKY200807200189.html
“・・・1本30グラムから25グラムへ減量したという。穴の直径は公表していないが、同社は「長さを短く、身も少し薄くしました」と明かす。”

で、どこにも穴は大きくしたなんて書いておらず、短く、薄く、が本当のところらしい。

となると、“穴が大きくなった”と書き出しから穴の話ばっかり書いているのは、ものすごく的はずれなことを言っているということにも。。。