『THE 有頂天ホテル』

せっかくちょっと遠くまで来たんだから、久しぶりに、そこの近くにある映画館に寄ってみました。
その時で、20:20頃。

20:00以降の上映作品は1000円になるので、なんかあったかな〜と思って案内を見ていると。
THE 有頂天ホテル』がありあました。
これは結構気になっていたので、時間も時間だからちょっと迷いましたが、結局見ることに。

でも、21:35上映です。一時間くらい暇です。
寒いので、仕方なく付属しているゲームセンターをぶらぶらしてみました。
うわ〜、大がかりなゲーム機が結構あるなぁ。ちまちましたのは、たいてい家庭用ゲームでも出来るようになったからかな?
カード使うだのなんだのと、訳の分からない世界でした。付加価値を付けないと人集まらないんだろうな…。
そんな中で、なぜかゲーム台でファミコンの「スーパーマリオ」が出来るのがあったり。なかなか多様化も進んでいるようで…。

しっかし、21:00過ぎにゲームセンター。
しかも、映画上映時間はおよそ2時間半。
終わったら0:00過ぎだぜ、おい。
…はい。しっかり不良青年ですな(笑)

21:15頃、そろそろ良いかと思って、チケット買って中にはいると…え?並んでる。
なんか、入り口の前に列作ってる。
…初めてかも。入り口の前に並ぶのなんて。

で。21:25頃、劇場内へ。
以下、感想。


なんか、色々詰め込み過ぎな感じが。
登場人物が多すぎるのもあって、見分けが付かない…。
それに、もともと人を覚えるのが苦手だから、後半、ちょっと訳が分からない感じに。
でも、すごく巧妙に絡めてあって、逆に言うと、何回か見る楽しみも十分ありそうでした。
実際、ビデオが出たら何回か見てみたいなぁ。すごく凝った脚本だと思いました。

映像的にも、お得意の(?)ものすごく長尺のカットがあったりして、カメラどう動いてるんだろ?とか余計なことが気になったりしてました。
ありえないシチュエーションもたくさんあって、作り物の楽しさはたっぷりでした。(リアリティはほとんど無いけど、それを求めるような映画ではない)

役者さんも、うまいねぇ…と思ったけれど、ちょっと気になったのは香取慎吾さん(珍しく名前が分かる(^^;)の演技。なんか芝居がかりすぎている、というか、どうも役柄に見えずに彼自身に見えてしまうのはなぜだろう…。
別に不自然だというわけでもないんだけど、なんか、違和感がある…。嫌いではないんだけれど。

とにかくいろんな事がたくさん同時進行で起きまくっている、という映画でした。
息つく暇が無いというか、正直、少し疲れるかも。
それぞれの出来事の絡め方がすばらしいです。

他のお客さんの反応も上々で、笑い声入りで見られました。
私みたいに、全体が分からなくなっても、それぞれ部分部分で十分楽しめるものだったと思います。
それに、『笑の大学』よりは、明らかに映画向きのストーリーでしたし、存分に映画ならではの良さも出ていたと思います。

ん〜、映画館でもう一度観る、とまではいかなくても、何回か観たい作品でした。
観るたびに、いろいろ新しいことに気が付きそうです。

全体的に、期待は裏切らない出来でしたよ!