伊藤守恵さん

久しぶりにログインした、某動画サイトのコミュニティの書き込みをみて、驚いて検索しました。

857 :ラジオネーム名無しさん:2010/01/18(月) 22:19:14 ID:VHUXJK1P
青春アドベンチャーの選曲を多く担当されていたフリーのラジオディレクター、
選曲家の伊藤守恵さんが年明け早々に
膵臓がんでお亡くなりになりました。享年51
慎んでご冥福をお祈り致します。

見つかったのは、これだけ。
他にソースも無いので、真偽の程は明らかではないが、本当であれば大ショックだ。


NHK-FMで放送しているラジオドラマ、『青春アドベンチャー』は、
最近は再放送が多いため、リアルタイムで聞くことは少ないのだが、
1990年代から聞いている。

「踊る黄金像」「『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズ」「完璧な涙」「『年忘れ青春アドベンチャー』(干支シリーズ)」「『不思議屋』シリーズ」「翼はいつまでも」「これは王国のかぎ」「少年漂流伝」「オルファクトグラム」「分身」「仮想の騎士」「蒲生邸事件」「645大化の改新青春記」...

ごく一部を上げたが、膨大な数の作品を聞いてきた。
作品中で使われている曲(BGM、オープニング,エンディング)は、オリジナルのものもあるが、様々な映画やアニメ、ドラマなどのサントラを用いているものが多い。

実は、これは、聴き始めた頃には知らなかった。

そして、これまでの作品の多く、というかほとんど全ての作品で使われる曲の、選曲をされていたのが、エンディングのスタッフ紹介で何度となく耳にした、

イトウモリエ」さん

だったのです。


NHKの作品紹介を調べてみた。

すると、最近放送された伊藤さんの関わった作品は、全て再放送だった。
最後に関わった新作は、
2008年12月15日(月)〜12月19日(金)放送の、年忘れ青春アドベンチャー(干支シリーズ)『モー、ギュゥー!っとして』(全5回)のようだ。


とすれば、この頃から体調を崩されていたのかもしれない。
その後の新作では、水津雅幸さんという方が選曲を担当しているようだ。

・・・そうか、そうだったのか。


「選曲」という仕事の意味に気がついた頃、私は伊藤守恵さんを尊敬するようになっていました。
というのも、「青春アドベンチャー」が、SFあり、恋愛ものあり、ホラーあり、短編あり、漫画原作あり、海外作家あり、ギャグ作品あり、と、ものすごく幅広く作品を扱うにも関わらず、作品の雰囲気を引き立て、目立ちすぎず、かつ的確な曲が選ばれていたからです。

そして、使っている音楽の幅が、とんでもなく広い。

どうやってこの人はこの音楽を知ったんだろう?
普段どんなアンテナの張り方をしているんだろう?

結構新しいアニメやゲームのBGMまで使われていました。
曲がもともと使われていた作品のジャンル等は関係なしに、全く違和感なく、様々な作品の曲が、ひとつのラジオドラマの作品中に使われていました。


もしかすると、ジャンルも原作者も作品ごとに異なる「青春アドベンチャー」が、一種の統一感を持った作品群として成り立っているのは、一人の人による選曲が行われていることが大きいのではないか、とすら考えたことがあります。


青春アドベンチャー」では、様々な作品が扱われるため、原作や原作者の作品に興味をもつきっかけになってきました。
それだけではなく、音楽も、「あ、この曲青春アドベンチャーで聞いたことあるぞ」と思う場所がたくさんあったり、オープニングやエンディングで流れる曲や歌が繰り返し聞くことで好きになったり、色々な興味を持つきっかけになったと言えます。

そんなわけで、結構伊藤さんの選曲は、私の人生に大きな影響を与えていると思うのです。


もしこの情報が真実だったら、ですが、本当に残念です。
(51才、ですか…。)


今でも、気になっている曲が。
たしか、1995年頃に放送されていた、ランドオーヴァーシリーズの、どれかだったと思う。
エンディングの曲(スタッフの紹介中の曲ではなく、それが終わってから時間いっぱいまで流れる歌)がとても気に入ったのだが、なんという曲なのか知る術がない。

どなたかご存じの方はコメントお願いします m(__)m

  • 前奏無く、いきなり女性の声で歌が始まる
  • 情熱的な感じの曲
  • 伴奏はピアノ(かギター?)だけ
  • 途中からバイオリンのソロになる

もしかすると、ランドオーヴァーシリーズじゃないかも。。。
(ちょっと記憶が曖昧。放送の時期的にはこの辺のはず)