日記

朝、起きると、上の子が「昨日寝たあと、実は一回起きたんだけど、そしたらおかあとおとうがお話してた」と教えてくれた。 昨夜は、絵本を3冊読んだあと、「おかあと寝たい」となったので、交代したところ、ものの5分であっさり寝て、その後しばらく、(上の子が寝ている寝室ではなく、居間で)英語の学習について長く語ったのだった。

曰く、「目が覚めて、もう朝かなーと思ったら、まだ夜だった。そしたら、おかあとおとうがお話してた。そのあと、またすぐ寝た」ということだったらしい。珍しいかも?

上の子は早めに起きて、料理を手伝ったり、邪魔したり、いい子にして過ごしていたのだが、いつもどおり朝食はダラダラと食べ、ギリギリに慌てるといういつものパターン。どうにかならないものか、、、。

午前中は、車の掃除をしたりしたあと、読みかけの本を読み終えてから、徒歩で紙おむつを買いに行った。 ここしばらく、マミーポコパンツ(M)が、ドラッグストアYでほぼ底値で売っている。やはり今日も同様で、二袋買って帰る。

データの整理をしていたら、一回目の企業入社時の新人教育の一環で、山に修行に行ったときの報告書の下書きが出てきた。 無駄に細かくて、読んでいて面白い。いや、このように書き残しておいて良かった。当時のこと、結構忘れていたが、思い出せることがたくさんあった。

上の子のピアノの日だったので、みんなで連れて行く。 前回は、グランドピアノの仕組みをしつこく気にしていたが(先生が優しく興味に答えてくれていた)、今回はやたらと鍵盤を強めに叩くことが多かった。 親としては少しハラハラするほどだったが、先生は一通りやらせて様子を見て、上手に進めてくれた。

下の子の便が出たので、おむつを取り替えに妻が車に戻ったところ、隣の家の人?と思われる女の人(※その時、オムツ替えをしていたので、後ろから急に声をかけられたことしかわからなかったらしい)から、「車を出したいので、車を移動してほしい」と言われたとのこと。 どこに寄せれば良いのか、困ったので、その人が出てきたら聞こうと思ったのだが・・・何度か家の扉が少し開いたのだが、結局人は出てこなかった。 車の前に立って待っているうちに、ピアノが終わったので、そのまま帰ってきた。ちょっとモヤモヤ。

そして夜は、夕食を早く終えた妻がシャワーを浴びている間に、上の子が「おかあが来る前に、お布団に入って驚かす!」と言い出したので、それに乗っかって、大急ぎで歯磨き、トイレ、を済ませて布団へ。 うまく成功し、すんなりと寝てくれたのでした。

読書記録

今日読了した本は、図書館で借りたこれ。

個人的には境遇は全く違うのだが、うつ病の友人や、様々な事情を抱えているのであろう、一般に「問題のある」とされる人達に関わる事があることもあり、この著者の本を数冊借りてきていた。 生活保護についての具体的な勉強になったし、受ける側の視点からの、様々な問題と言うか、一律に扱うことの難しさのようなものを知ることが出来た。 何より、ハッとさせられるような指摘がいくつかあり、心に刺さった。

例えば、パチンコなどで浪費されるのなら、現金支給ではなく、現物支給にすべきでは?といった意見には、これまで概ね賛成だったのだが、

しかし考えてみてほしい。平日の昼間にパチンコ屋に行く人は、どんな人なのか。私の考えでは、他に行くあてがないからパチンコ屋に行ってしまうのではないかと思う。

もちろん単にパチンコが好きだから行く人もいるだろうけれど、パチンコ屋は行き場のない人が行き着くたまり場でもある。

(中略)

孤独や居場所の確保と行った問題を解決しなければ、自ら命を断ったり、誰かの命を奪ったりすることになるのかもしれない。

それに、お金に触れる機会を失えば、お金を使う技術が失われていく。スーパーでどの商品がいくらで、何を買えば1ヶ月生活できるのかと行った知識や思考が失われてしまったら、もう一度社会復帰をしたときに、きちんと考えて買い物をすることができないだろう。

これは大変重要な指摘で、この視点で考えることの出来ていなかった自分の想像力の限界が恥ずかしくなるほど。

”行き場のない人が行き着くたまり場”、か。 個人的には、パチンコ屋には非常に良くないイメージを持っていて、例えば「いつかサービスが終了するスマホゲームに、課金しまくる」「確率で計算されるガチャに課金する」のと似た嫌悪感がある。 何か別のことにその労力を使ってくれ、と思う。 人為的な確率で操作されたシステムで遊ぶためだけに、何も生産しないことに、どうか時間と労力を浪費しないでくれ、と勝手ながら思っている。

どこかに居場所や、繋がれる人ができる環境を確保できるような、そんな施策が進んでほしいと願う。

他にも、製薬会社とクリニックとの関係とか、冗談みたいにひどい対応とか、いろいろいろいろ。 文章がとても読みやすく、また例えなどもわかりやすく、この人はかなり賢い人なのだな、と思った。

・・・引き続き、同著者の別の本も読んでいる。

山に修行に行ったときの報告書

一回目の企業入社時の新人教育の一環で、山に修行に行ったのだが、その時に提出させられた報告書の下書き(テキストファイル)が出てきた。 文字数をカウントすると、2万字を超えている…。ちょっとした嫌がらせに近い(汗)

書き出しが、これである。

今回の研修は、スケジュールもよく知らず、唯一事前に渡った資料にあった説明会や健康診断を受けることもなく、目的や意図も分からないまま、とりあえず受けるという感じのスタートだった。

内容はほぼ日記に近く、行動内容とその時に考えたことを詳細に書いていくスタイル。(あ、今書いてる日記と同じ感じ・・・。)

なかなかに尖った書き方というか、棘のある書き方になっていて、若い・・・じゃなくて、学生かよ!という感じ。まあ、数ヶ月前まで実際に学生だったわけですが。

夜には、ビデオの鑑賞もあった。それについて報告書に書く項目はあったのだが、報告文にも書いていた。

そして、「人間だもの」というビデオ鑑賞があった。主人公の「人間だもの」というセリフがやけに浮いて感じられたのは、急に「だもの」という文語的な話し方だからかなあ(「人間ですもの」等だと少し違和感がないかも)、とか、最後の方は少しやりすぎなのでは、とか、鑑賞会の意図していることとは関係ないことを考えたりもした。名前を忘れたが、主人公たちと真っ向から意見を対立させていた男の人が、最後の最後に、突然とってつけたように態度を変えていたのは残念だと思った。あえて擁護すると、彼の言っていることは、話し方や相手を理解しようとしない態度などはまずいものの、それなりに筋も通っているところは筋が通っていて、正しいところは正しいと思う。何度も足を運んで、話をしに来るのは、(主人公目当てというのはあるにしても、)単に議論を楽しんでいるようにも思える。…などと、ひねくれた見方もしてみたが、主人公の心がけは大変美しく、ともすれば現実離れしているとも言えるが、多くの人がこのような心で人に接することが出来たなら、とても素晴らしいと思う。心がけとしては、主人公のようにありたいと思う。

このビデオの作品、検索してみてもよくわからなかったが、恐らく、これかなあ・・・と思う。 非常に情報が少ない。タイトルを報告書に残しておかなかったら、絶対に思い出せなかった作品。

tenbinnouta.ciao.jp lp6ac4.hatenablog.com

最後はこのような文章。

以上、本当に長々と書いてきたが、この三日間、天候に恵まれて本当に幸せだったと思う。何も知らずに参加したおかげで、妙な先入観も無かったし、袴、下帯、草鞋、禊、などなど、初めての体験も数多くあり、いい経験になったと思う。特に、山の上の景色は素晴らしく、これが雨天だったら…と思うと、本当に良かった。一汁一菜の食事も、結局4回程度だったし、特に少なくも無く必要十分だった。最初は体調が心配だったが、すっかりよくなったし、積極的に研修を受けることが出来たと思う。これなら、一週間くらい修行してきてもいいかも、と思う。時間があれば、そのうちまた行ってみたいと思うくらいに、なかなか貴重な体験でした。

なんというか、全編にわたってかなり馬鹿正直に、批判的に書いている。 でも、滝に打たれたりするのは本当に面白い経験だったし、この研修に行けたことに、本当に感謝している。

※ちなみに、この研修に行く数日前に、高熱を出していたので、体調が心配だったのだが、幸い何ともなく過ごすことが出来ていた。

それと、他の同期の人達が、割合ぜいたくだなあという印象を持った研修だった。 一汁一菜の食事は辛いとか文句を言っている人もいたけれど、私にとっては必要十分だったし、そもそも上げ膳据え膳で自炊しなくて済むというだけで、とても楽に感じていた。 (直前までの学生生活では、ほぼ自炊していたし…) 最後までそのままだと思っていたのに、最終日にやたら豪華な食事が出たし、その時の残飯の多さには怒りさえ感じていた。 ほんの3日間の体験だったので、もっと長く続けたいと本気で思った。 会社のお金で体験ができ、しかもこの研修の間も給料が発生している状態で、この体験ができたのはありがたかったし、(給料が発生しているのなら)もっともっと長期間でも全然OKという感じだった(笑)

これがもし自衛隊の体験研修とかだったら、かなり変わってくると思うけれど、(兵役があったらたぶん拒否する人間です…。)この修業ってのは良い記憶として残っていて、あわよくばまた体験したいとさえ思っています。

この研修は、長年継続して実施していたらしいのですが(先輩から大変だと脅されたりしてたらしい)、どうやら、その後すぐにやらなくなったらしく、ちょっと残念。 部長とかも来ていたのになあ・・・。

・・・などと、過去の自分の文章を見て、いやあ、無駄に頑張ってたなあとちょっと思った。(特に、5万字超書く辺り) 最近はなあなあにしていることが多いので、少し反省。