セリフが多すぎる

ものすごく説明口調です。というか、話し言葉じゃなく書き言葉的で、頭にすっと入ってこない。
それに、ゲド(ハイタカ)の声は、少し聞き取りにくいです。

映像表現で、もっと何とか出来たのではないか。
恐らく、音を消して画面だけ見ていたら、本当に訳が分からないと思う。
優れた映像作品は、画面だけでも伝わってくるし、それだけでも説得力があるものだと思います。

まあ、例えば、押井守の作品も引用やセリフが多いけど、あれは雰囲気を醸し出すのに十分な効果を発揮しているし、その内容が分からないからと言って
ストーリーが面白くなくなるわけではない。

ゲド戦記の場合は、説明をセリフに頼りすぎている。
…そんな感じがしました。

そういう点で、能動的に、自分から聞こう、理解しようとしなければ、わかりにくい作品になってしまっていたと思います。